2015年12月16日
初スキーの思い出 後半
10分以上はそこで考えていました。
その横を後から来た人たちが滑りぬけていきます。
う~~ん。
どうしたものか…。
足がすくむとはこのこと。
それに、ゴンドラに乗って降りる奴なんか一人もいないし。
唯一救いなのは、僕より下手な奴が何人かいる、というか初心者では一番上手い。
最初、友人は少し行くと待っていてくれましたが…。
初心者コースではコブもなく斜めに滑るのは容易でしたが、上級者コースは40度近くありおまけに幅も狭い、アイスバーン、コブありの3重苦。
シュナイダーコースだったかチャンピオンコースだったかとにかく競技に使うコースだったみたい。
意を決して、横になったままザザザッ、ザザザッと滑っております。
途中で斜めに挑戦しましたがすんでのところで谷底へ行くところでした。
新雪がありやっと止まった…。
八甲田山の「天は我を見放したぁ。」と北大路欣也のセリフを思い出しました。
ん?時代がもう少し後かこれは。
まぁとにかくそんな心境。
2~3時間もかかったでしょうか。
何十回も転んで髪を凍らせながら(当時ロン毛)やっと下まで到着しました。
寒いけど体はぽかぽか。
それからは一番下の初心者用でずっと滑っていました。
初心者用と言ってもかなり距離はあって、リフトに乗っていると雪が積もるんですね。
四国の雪はべた雪でベチャっとしていますが、向こうの雪はサラサラで、雪も細かくて、なんか味の素が降っているような感じだったのを覚えています。
そのうち斜めキックターンから体重移動して回れるようになったんですね。
少し慣れたところで、油断をすると、転びます。
そんな横をわざと地元の小学生が滑りぬけていきます。
まぁ悔しいったらありゃしない。
そんな時、僕が転んだ頭のすぐ横を1本の板が流れていきまして。
びっくりしました。
もう少しで頭直撃。
上を見ると、うちのゼミの一番へたくそが転んでいるではあ~りませんか。
そいつ、貸しスキーだったんですが、流れ止めをするのを忘れたみたいでね。
片方のスキーを担いだまま、下まで降りていきました。
そのさまがおかしくて怒るに怒れず。
あと、女子大生が激しくぶつかってきて、向こうの頭であばら骨を強打。
折れたかと思うほどの痛さ。
でも、ゲレンデの女の子ってみんなかわいく見えるんですよ。
息が詰まるのを我慢して、なんとか「いいですよ。」というとぺこりと頭を下げて行ってしまいました。
その後を目で追うと…。
彼氏さんのとこへ行ってなにやらしゃべっています。
「ふん、やっぱりね…」と心でつぶやきました。
気を取り直してと。
夜の飯が旨くてね。
とにかく何杯もお代わりをしました。
余所の学生が、マンガでみるようなご飯の盛り方をしていて、それがツボにはまってずっと笑っていました。
2泊3日だったかな。
帰るころには何とか滑って止まれるところまでにはなりましたね。
翌年行ったのが白馬八方尾根。
このエピソード思い出したらまた次に。
若いときは、ずっと行っていました。
途中ブランクがありましたが、最近また少しだけ始めました。
でも、昔のことってひとつ思い出すとすっと出てくるんですね。
年取った証拠かな。

その横を後から来た人たちが滑りぬけていきます。
う~~ん。
どうしたものか…。
足がすくむとはこのこと。
それに、ゴンドラに乗って降りる奴なんか一人もいないし。
唯一救いなのは、僕より下手な奴が何人かいる、というか初心者では一番上手い。
最初、友人は少し行くと待っていてくれましたが…。
初心者コースではコブもなく斜めに滑るのは容易でしたが、上級者コースは40度近くありおまけに幅も狭い、アイスバーン、コブありの3重苦。
シュナイダーコースだったかチャンピオンコースだったかとにかく競技に使うコースだったみたい。
意を決して、横になったままザザザッ、ザザザッと滑っております。
途中で斜めに挑戦しましたがすんでのところで谷底へ行くところでした。
新雪がありやっと止まった…。
八甲田山の「天は我を見放したぁ。」と北大路欣也のセリフを思い出しました。
ん?時代がもう少し後かこれは。
まぁとにかくそんな心境。
2~3時間もかかったでしょうか。
何十回も転んで髪を凍らせながら(当時ロン毛)やっと下まで到着しました。
寒いけど体はぽかぽか。
それからは一番下の初心者用でずっと滑っていました。
初心者用と言ってもかなり距離はあって、リフトに乗っていると雪が積もるんですね。
四国の雪はべた雪でベチャっとしていますが、向こうの雪はサラサラで、雪も細かくて、なんか味の素が降っているような感じだったのを覚えています。
そのうち斜めキックターンから体重移動して回れるようになったんですね。
少し慣れたところで、油断をすると、転びます。
そんな横をわざと地元の小学生が滑りぬけていきます。
まぁ悔しいったらありゃしない。
そんな時、僕が転んだ頭のすぐ横を1本の板が流れていきまして。
びっくりしました。
もう少しで頭直撃。
上を見ると、うちのゼミの一番へたくそが転んでいるではあ~りませんか。
そいつ、貸しスキーだったんですが、流れ止めをするのを忘れたみたいでね。
片方のスキーを担いだまま、下まで降りていきました。
そのさまがおかしくて怒るに怒れず。
あと、女子大生が激しくぶつかってきて、向こうの頭であばら骨を強打。
折れたかと思うほどの痛さ。
でも、ゲレンデの女の子ってみんなかわいく見えるんですよ。
息が詰まるのを我慢して、なんとか「いいですよ。」というとぺこりと頭を下げて行ってしまいました。
その後を目で追うと…。
彼氏さんのとこへ行ってなにやらしゃべっています。
「ふん、やっぱりね…」と心でつぶやきました。
気を取り直してと。
夜の飯が旨くてね。
とにかく何杯もお代わりをしました。
余所の学生が、マンガでみるようなご飯の盛り方をしていて、それがツボにはまってずっと笑っていました。
2泊3日だったかな。
帰るころには何とか滑って止まれるところまでにはなりましたね。
翌年行ったのが白馬八方尾根。
このエピソード思い出したらまた次に。
若いときは、ずっと行っていました。
途中ブランクがありましたが、最近また少しだけ始めました。
でも、昔のことってひとつ思い出すとすっと出てくるんですね。
年取った証拠かな。
